国産のコットン100%の水彩紙 ランプライトをご紹介します。

コットン紙の中でも手に取りやすい価格で、使ってみたいと思う方も多いんじゃないでしょうか?どういう特徴があるのか知りたいと思う方のために、試してみて感じたことや特徴をまとめてみました。

ちなみにこのブログのキャラクター『きい』の推し紙という設定です。

きい

………!!すすすす好き………!!!

ランプライト水彩紙の基本情報

原材料コットン100%
厚み300g/m2 220g/m2
紙目中目(cold press)
紙色オフホワイト
価格帯コットン紙の中では安め
ラインナップスケッチブック・ブロック・4/6判(1091x788mm)・A4シートパック
ポストカード・てのひらペーパー・色紙
220g/m2はパッドタイプのみ
メーカーmuse

ランプライト水彩紙の特徴

表面・裏面で水彩技法を試しました

ランプライト水彩紙 表面 様々な技法試し
ランプライト水彩紙 表面
ランプライト水彩紙 裏面 様々な技法試し
ランプライト水彩紙 裏面
ランプライト水彩紙 表面 様々な技法試し 紙目強調加工
ランプライト水彩紙 表面 紙目強調加工
ランプライト水彩紙 裏面 様々な技法試し 紙目強調加工
ランプライト水彩紙 裏面 紙目強調加工

水彩技法を試して感じた特徴

紙の色クリーム色
少し黄みを帯びています。クリーム色というほどは黄色くはありません。
はじきの強さはじかない はじく
かなりはじきが強く、はじきが強い紙を使うための対策をするのがおすすめです。
表面の荒さ細目 荒目
凹凸浅い 深い
典型的な中目といった感じで凹凸も深くないので塗りやすいと思います。
表面の硬さ軟らかい 硬い
個人的には軟らめだと思います。
乾きの速さ速い 遅い
重色出来ない 出来る
リフトアウトSt色 出来ない 出来る
G色 出来ない 出来る
マスキングインクシュミンケ 出来ない 出来る
ホルベイン 出来ない 出来る ※
マスキングテープ出来ない 出来る
ドライブラシ難しい 簡単
表面の凹凸が浅めで軟らかく、はじきが強いのもあって
余りいい感じにはなりませんでした。
消しゴム耐性ない ある
色鉛筆目の奥まで塗れる 塗れない
表面の凹凸が浅めで軟らかいので色鉛筆と合います。
ミリペン描きやすい 描きにくい
多少ざらざら感はありますが、引っかからず描きやすいです。
表も裏も同じ感じです。
ぼかしにじみ広がらない 広がる
広いところでぼかせばゆったりと広がってくれそうです。
分離色との相性表 分離しにくい 分離しやすい
裏 分離しにくい 分離しやすい
グラデーション難しい 簡単
雑にやってもグラデーションがそれなりにできます。
丁寧にやればもっときれいに出来ると思います。
三原色発色は控えめ。重色もそれなりにきれいにできます。

※ホルベインのマスキングインクは毛羽立つとの情報もあります。紙はロットで異なる場合があるので、本番前にお手持ちの紙で試すことをお勧めします。

ランプライト水彩紙のメリット・デメリットと総評

メリット・デメリット

メリット
  • コットン紙
  • 国産で手に入れやすい
  • コットン紙の中では安い
  • 商品ラインナップが豊富で欲しいサイズが選びやすい
  • やさしい表現をしやすい
デメリット
  • 紙色がオフホワイトで、青系の発色は控えめ
  • 紙目は中目のみなので選べない
  • はじきが強い

総評

紙の色は完全な白ではないですが、使ってみるとそこまで気になりません。発色は多少控えめになるので、やさしい風合いの絵を描きたいときには積極的に選んでいきたい紙です。

はじきはかなり強く、初めて使う時は困惑するかもしれません。はじきが強い紙を使うための対策をするのがおすすめです。オックスゴールを絵具に混ぜて使う、ファーストウォッシュを全面しっかりやって乾かしてから塗る、水張りをするなど…です。ちなみにこのページにある水彩技法を試した画像はオックスゴールを混ぜていますが、あまり効果は感じられませんでした。

紙の凹凸が深くないのでミリペンや色鉛筆も使いやすいです。その点では線画を描くコミックイラストにも向いていると思います。凹凸が浅いため、ドライブラシ技法は余り得意ではなさそうです。

水彩紙の中では紙の厚みを測ったときに厚い方です。昔(2019東京画材ショー)でもらった試供品のランプライトの厚みは0.56~0.57mmでした。2023年に購入したのは0.59~0.61で厚くなっています。ロット差があるので何とも言えませんが、この紙がプリンターで印刷できればだいたいの水彩紙はいけると思われます。

あとがき

2013年に出来た紙で、比較的最近に出来た紙です。コットン紙を使いたいけど、高い海外の水彩紙しかない時に比べれば、コットン紙を使うハードルはかなり下がっていると思います。私が子供の頃はありませんでした。(水彩紙のことは知らず画用紙かケント紙くらいしか使ってませんでしたが…)

なんといっても国産の!コットン水彩紙!ありがたみを噛みしめて使っていきたいと思います!

他にもmuseさんが出してるコットン紙で、BeアートペーパーとDoアートペーパーがあります。そのうちレビュー記事を投稿したいと思います。